ロッシーニの生きた時代(その1)
- kcosmochorus
- 2023年12月15日
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ロッシーニは1792年に生まれ、1868年に亡くなっていますので、丁度フランス革命の直後に生まれ、ナポレオン3世の時代にまで生きたことになります(ちなみに1868年は明治元年!)。
この時代のフランスはまさに動乱の時代でした。
ロッシーニはイタリア人ですから、直接関係なさそうに思うのですが、実は彼の父親はフランス革命に共感していました。
それは、イタリアはそのころ現在のように1つの国ではなかったことにあります。
ロッシーニが生まれたペーザロはローマ教皇領でした。
ところが、フランスでナポレオンが台頭し、イタリア遠征を行い、教皇領を併合します。
ロッシーニの父は(おそらく)反教皇派に属していたようで、フランス軍のペーザロ入城を支持していました。
その後ペーザロが再び教皇領となると、今度は逆に逮捕されてしまいます(その後再びフランスが占領し、釈放されます)。
さすがにこれには懲りたようで、釈放後は目立った政治活動は行わなかったようです。
やがて一家は父の故郷ルーゴを経て、ボローニャに移住します。
次回もロッシーニについてあれこれ書いてみようと思います。
また何か気づきの点があれば、コメントに書き込み
お願いします。
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