2025年4月22日の練習
- kcosmochorus
- 4月24日
- 読了時間: 4分
練習場所:フォーラム南太田 大研修室
指導者 :大久保先生、森田先生

【連絡事項】
来週(4/29)は練習お休み、翌週(5/6)に集中練習
⇒5/6(火) 13:00 フォーラム南太田 大研修室集合
⇒最初に Geistliches Lied(Brahms op.30)の音取
⇒その後、女声/男声わかれて水のいのち&岬の墓の音取り
⇒最後にフォーラム南太田に集まって水のいのちを合わせて終了(20:45 予定)
※予定が変更になる可能性もあるので、楽譜はすべて持ってきて下さい!

募集チラシを作成しました。水のいのちのみ乗るメンバーの募集もあるのでぜひ配れるところに配ってください
【練習報告】
ブラームス Op.92-4「Warum?」を語感を活かして歌えるよう練習しました
(全体)
最初に歌詞の日本語訳を確認
⇒基本的には「歌ってなんて素敵なんだ」という話なので暗く深刻にしない
⇒「月の優しい抱擁」(Lunas lieblich umarmen)という歌詞には女性のイメージがあるはず
ドイツ語の強弱を明確に、これをベースに音楽が構成されている
例えば26~27小節でアクセントを置く「Ster-」「dro-」が女声、男声でかけあいになり、28小節の「blin-」で揃うなど
⇒他パートのアクセントの位置も意識する
最後、本番で予定しているテンポで歌いました
⇒実測で ♪=108 BPM 前後(音取音源は ♪=120 BPM なのでそれよりは少し遅い)
(詳細)
「Warum」(なぜ)が各パート出てくるが、9ページ上段に向けて間隔が短くなっていく
「どうして、どうして?」というニュアンス、より強くなるニュアンスで
冒頭、他パートの弱拍の中で1パートの強拍が出る場所がある
(6小節Sop「-wärts」、7小節Alt「-schal-」など)
⇒強弱のメリハリ、パート間の違いを明確に
⇒16小節以降「die Lie-der」で全パート揃う
6小節、Ten, Bas「-rum」の5度(H, Fis)は聴かせたい。母音を響かせて
9小節Bas, 12小節Ten とも「-schal-」をしっかり、口をタテに
⇒12小節Ten の dim は無視、言葉の強弱を優先
10小節、Sop, Alt, Ten の「wa-」、そろえてしっかり入る
10小節~Sop「Warum」の連呼を明るく、能天気に、すべての毛穴を開いて
⇒絶対に難しい顔をしない
12小節最後、Bas の「Wa-」をはっきり聴かせる
14小節 dolce の部分から柔らかくする(その中で強弱はつける)
16小節Alt, 「die」の E音(♮付)を明確に、この音をピアノ伴奏よりも前に出すことになる
⇒この音が明確に聞こえると次の「Lie-der」が決まりやすくなる
18小節の「die」、和音的に難しいが(Es-A-G-Cis)決めたい
⇒柔らかめに入って cresc、次の「Lie-」(D の 3和音)につなぐ、L の子音は舌を前歯の裏につけて
25小節「nie-der」は喜びに満ちて
⇒Sop は「nie-」の G 音が下がると次の B 音が不明瞭になる
27小節3拍目Alt の E 音(♮付)が調性が変わることを提示している(ピアノ伴奏ではやっていない)
⇒これがうまくできると28小節の Sop が歌いやすくなる
⇒26~27小節 Alt の下降音型を cresc 気味に歌ってしまっていい
33小節後半、いきなり Ges-dur に転調する、長調の広がりを感じて
34小節、Alt の Ges 音が重要、cresc を使ってしっかり出す
35小節の頭「lieb-」に全パートとも頂点を持ってくる
⇒一番音がぶつかる箇所(Ces-Ges-F-Des)
36小節Alt, Ten それぞれ音程が上がるところで cresc をかけてほしい
⇒37小節前半までしっかり歌う(後半「-men」はいらない)
⇒そうすると Sop の上昇音型が歌いやすくなる
41~45小節にかけ、Ten, Bas が頻繁にぶつかる
⇒42小節「-ni-」(D, Es)、44小節「se-」(H, A)、45小節「Göt-」(F, G) など
⇒ストレスをかけるために cresc を活用する
41小節、強拍「Won-」が女声、男声でかけあいになるところを明確に(遠慮しない)
41~42小節、Sop が F で伸ばしているところに Alt が G でぶつかってくる(42小節「won-」)
⇒Sop 絶対に遠慮しないこと
42小節4拍目(女声「-ni-」、男声「-gen」)は弱拍だが、和音的には「F-Es-G-B」でかなりぶつかっている
⇒特に Bas がしっかり主張できるといい、cresc を活かす
43小節 Sop「Ta-ge」から次の「se-」に向けてあおる(加速して「se-」の Fis 音に上がる)
⇒Sop, Alt とも頂点は44小節の「-li-」(Sop が H, Alt が A でぶつかる)
45小節、Alt「Göt-」が Fis⇒C と上がることで Sop D とぶつかる、意思をもって喧嘩しにいく
46小節頭、Alt「gern」、g をしっかり(gg くらいのつもり)、子音から音程(Es)をもって
47小節 Sop, Alt 「uns her-」を楽に歌って次の「-ab」をしっかり歌う
⇒それに呼応して Ten, Bas の「gern」しっかり入る、その後静かに(変化をつけないと音程が悪くなる)
⇒その後の「gern」も同様、しっかり入ってから楽に
【記録係より】
岬の墓、1か所誤植があります。28ページ下段4小節目Ten「ろ」が F ではなく Fis になるので音取気を付けてください(大久保先生に確認済)

5/6 の集中練習に向け、予習よろしくお願いします!

Comments