2025年4月15日の練習
- kcosmochorus
- 4月17日
- 読了時間: 4分
練習場所:瀬谷区民文化センターあじさいプラザ 音楽多目的室
指導者 :大久保先生、森田先生

【連絡事項】
5月6日(振替休日)の集中練習は 13:00 集合
⇒最初にブラームスをやってから、岬の墓/水のいのちの音取りをやってしまいます
⇒音取音源も準備しているので、各自予習をお願いします
⇒見学者2名来るのでかっこいいところを見せましょう!
9月23日(祝日)の集中練習も 13:00 集合です
水のいのちだけの参加メンバー募集中です。特に人数制限設けないのでよろしくお願いします!
⇒すでに音取が終わっていることが前提
⇒できれば性格のいい人がいいなあ(by 大久保先生)
【練習報告】
ブラームス Op.92-2「Spätherbst」を集中的に練習しました
(全体)
歌詞のイメージをもって。悲しみが全身に満ちている状態で
⇒そのためにブレスを柔らかく、深く(見てわかるくらい、実体重+40kg のイメージ)
歌い出し「Der graue Nebel」(灰色の露)をイメージして
⇒普通ならば透明感があるはずの「露」を「灰色」と表現する絶望感をもって
練習番号B 以降の歌詞のイメージ「花々は咲こうとしない」「鳥も鳴かない」「最後の緑も枯れた」
⇒絶望が重なったところで28小節で Dur に転調する
歌詞としては Spätherbst(晩秋)の自然について歌っているが、人生の終わりの辛さを表現している
⇒感情移入して
(フレージング)
2小節 Alt, Ten, Bas「grau-e」(灰色)、子音を前に出して
3小節Sop「grau-e」の語尾で音が上がるが、飛び出さないように(「grau-」に重きをおいて)
「Ne-bel」(露)の「-bel」を優しく入ってから「tropft」(滴る)に向かって広げる
4小節「tropft」子音を前に出す
5小節 Alt, Ten, Bas「still」(静かに)の語感をその前の「so」(とても)から感じて(pp も「so」に書いてある)
5~6小節「her-ab」の「-ab」を出す(b は無声音)、Alt, Ten は直前の cresc を活かして
その直後「auf」は前置詞なのでいらない、「Feld」(野)を出す(単語間はノンブレス)
6小節 Sop & 7 小節 Alt, Ten「und」は優しく入って次の「Wald」(森)に向かって広げる(ノンブレス)
⇒Bas は「Heide」(荒野)に向かって広げる
8小節 Sop, Bas「Hei-de」の「Hei-」をしっかり歌って「-de」を収める
9小節 Sop, Bas「Him-mel」の「-mel」は語尾なので押さない
⇒次の「wei-nen」、「wei-」がほしい
10小節 Sop「will」の付点4分音符で cresc をかける(身体を使って)
「in ü-ber-gro-ßem」は一息に。特に「in」の直後はノンブレス
⇒Bas は本当にノンブレスは無理なのでカンニングブレスを使って
10小節 Alt, Ten「der」で cresc をかけて「Him-mel」につなぐ
11小節 Alt「Him-mel wei-nen」(天が泣く)、感極まって、ドラマチックに(A⇒E の跳躍を活かして)
⇒12小節の半音進行でも苦しみを感じて
13小節 Sop「Lei-de」の「-de」は音程上がるが語尾なのでいらない(歌い収める)
⇒その動きに合わせて下3パートも dim
15小節 Alt, Ten, Bas「Lei-de」の語尾「-de」の部分でピアノ伴奏がなくなる、静かに、柔らかく
16小節 Alt, Ten, Bas の「Die」が2拍になっている(冒頭の「Der」は1拍)
⇒Blu-men につながる冠詞だが、これが長くなることで「花さえも」というニュアンスを出す
18, 19小節「wol-len」よりも「nicht」が明確にほしい(花々は咲こうとしない、の否定部分)
19小節最後、Alt, Ten に cresc があるが、このニュアンスを Sop, Bas ももって
⇒「花々は咲こうとしない」に続けて「鳥さえも」の感じを「die」に込めて
24小節 Sop, Bas「letzte」(最後の = 英 last)が小節頭に来ていることを意識
⇒名詞である Grün(緑)を持ってくることほうが普通、」「最後の」緑というニュアンスをもって
⇒同じ拍で Alt, Ten は「starb」(死)を歌っている
⇒そこで cresc がかかる、慟哭
(パート間の関係)
9小節 Sop, Bas「ob der Him-」の部分の音程の動きが逆行している(Sop A-H-C, Bas C-H-A)
⇒これを使って cresc をかける
⇒10小節「wei-nen will」でも逆行(Sop C-H-A, Bas A-H-C)、ここでは dim
9小節 4拍目でBas が H に降りることで Sop の A とぶつかる
⇒緊張感を感じて cresc につなぐ
21小節 Alt, Ten「schwei-gen」(黙る)が重要、Sop, Bas の「in den」はどうでもいい
⇒22小節は Sop, Bas の「Hai-nen」が重要、Alt, Ten の「in den」はどうでもいい
⇒重要な箇所がパート間で引き継がれることをイメージして
26小節2拍目、Alt の「mag」の Ais と Bas の h が半音でぶつかる
⇒Alt から喧嘩をしかけて(緊張感をもって)歌う、その後が歌いやすくなるはず、フォルテなのでしっかり出してよし
⇒そこで緊張感を保った後、28小節で E-dur の明るい和音がふわっと浮かび上がる
(その他注意事項)
14小節 Bas「Lei-」の G 音が浮き気味(28小節の Gis とイメージが混同している
⇒下向きの意識でしっかり降りる(または moll のイメージをしっかりもって)
14小節 Bas、3連符遅れないように(1つ1つの音符を歌いすぎない)
20小節「Vög-lein」の発音がそろっていない。「フォグレイン」×、「フェグライン」○
【次回練習】
大久保先生、森田先生ですが内容を確認し忘れました。
⇒おそらく VIER QUARTETT Op.92 ですが、4月中に Geistliches Lied Op.30 も音取りするとのことなので予習よろしくお願いします(音取音源を団員向け資料ページにあげてあります)
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